解 説
ネパールNGOネットワークという、ネパールで活動するNGO関係者の連携組織があります。このネットワークは、ネパール現地での市民活動・協力活動に関する報告会を定期的におこなっており、わたしも数回にわたって活動報告をしました。
わたしの報告をきいたメンバーから現場でのリアルな実例についても紹介してほしい、とくに「KJ法」について知りたいという要望がだされました。そこで、「KJ法」の実践事例についてあらためてまとめて提出したのが以下の文章です(ここに再掲します)。「KJ法」とは、現場の声にしたがって問題を解決していく方法です。
ネパールの都市部で「KJ法」を実践した例はこれまでにもありましたが、ヒマラヤ山中の村で「KJ法」をつかって事業をすすめたのはこれが最初でした。これによりわたしたちは、チーズの製造・販売をネパール西部ではじめて成功させることができました。
目 次
- はじめに
- 「パルス討論」がはじまる
- 「KJ法図解」をつくる
- 「衆目評価」をおこなう
- 計画立案
- 実施
- 村人が主体性を発揮した
ポイント
- 「パルス討論→図解作成→衆目評価→計画→実施」とすすめた。
- チーズの製造・販売に西ネパールではじめて成功した。
- 村人は主体性を発揮し、自力でやっていくことができた。